どうもNSZ山本です。
軍事博物館というロシアの興味深い博物館があるので紹介します。
日本に住んでいると戦争ダメゼッタイみたいなまるで何らかの常習性のある結晶みたいなものみたいに扱われていますが異なる利害を持つ人々が混在する地球上で丸腰では居られません。
他国と国境を接している国では軍の存在は当たり前です。
軍の存在や活動、歴史を知ってもらうために多くの国では軍事博物館や、戦争博物館というのがあります。
国によっては、自分が勝った戦争の展示はやたら多く負けた戦争の展示が棚一つスペースのみで一瞬で終了(例えばブルガリアソフィアはオスマンに負けた時の事スルーしてた。)とか、
国家のプライドや思惑が見えたりして結構面白いんです。
今回はその中でサンクトペテルブルクの軍事博物館を紹介します。
Официальный сайт — Военно-исторический музей артиллерии, инженерных войск и войск связи (公式ページ)
サンクトペテルブルグ大砲博物館とは
Military Historical Museum of Artillery, Engineers and Signal Corps – Wikipedia
正式名称は、大砲、技術、通信の軍事歴史博物館です。大砲博物館( Artillery Museum)の愛称で知られています。
1 |
Its collections, consisting of Russian military equipment, uniforms and decorations, are hosted in the Kronverk (a crownwork) of the Peter and Paul Fortress situated on the right bank of the Neva near Alexander Park. The museum is managed by the Russian Ministry of Defence. |
コレクションはロシアの軍事機器、制服、装飾、で構成されています。Peter and Paul Fortress(ペテロアンドポール要塞)の北にあります。
ロシア国防省により運営されています。
大砲博物館に行ってきた
ここがサンクトペテルブルクの戦争歴史博物館。
写真に大勢の子供たちが写っているのから分かる通り、
子供たちの社会科見学スポットになっています。
彼ら彼女らはマイクロバスでやってきて、先生に連れられてみんなでやってきます。
僕は小学校で民族博物館や何故か浄水場に連れていかれたんですが、
ロシアでは戦争博物館が教育の一環に入っているらしいです。
庭
庭は戦車だらけ。
全然軍事に詳しくないので説明は省きます
共産兵器感が半端ない。
重心悪そうでイカれたデザインの車があります。
庭の様子でした。。
実は庭はフリーで入れます。館内からはちゃんと料金がかかります。
博物館内
庭は見尽くしたので館内に入ってみます。
建物に入ると既にいい感じの雰囲気があります。
Военно-исторический музей артиллерии, инженерных войск и войск связи — Википедия
この博物館の歴史は1703年から始まっているとのことです。
さすがにこの建物は1703年のものではないとは思いますが、重厚感があります。
展示品には14世紀後半のものから、ソ連時代の軍事の歴史まであります。
めっちゃ視野が狭そうな防具
狙いがぶれそうな気しかしない。
英霊か何かが出てきそうな剣。19世紀のものらしい。
空に穴が開いて誰か乗ってくるタイプの車だこれは
こんなギャグみたいなものも展示されています。
ポスター
この辺はソ連軍の歴史の展示品です
CCCPのマークってシンプルで良いですね。
労働は誇り ひょえー
勝ったので。
建物内にも大砲が沢山置いてあります。
カエル
明らかに室内に置くサイズのものではないミサイル。
いやだからでかいって。
博物館の正式名称は「大砲、技術、通信の軍事歴史博物館」通信関連の機器が展示されています。
個人的にはこの無線がたまらんです。
開館時間
Visitor’s information – Военно-исторический Музей артиллерии, инженерных войск и войск связи МО РФ
11:00~18:00
閉館1時間前までに入場可
開館日:水曜~日曜
※毎月最終木曜は閉館
※その他たまに閉館日があるので、公式ページを要確認。
値段
Entrance tickets – Военно-исторический Музей артиллерии, инженерных войск и войск связи МО РФ
- 大人:300RUR
- 18歳以下:150RUR
- 7歳以下:無料
ICOM メンバー(international council of museum)はいつでも無料
2/23 、5/9、5/18はフリー入場日。
その他団体割引あり。公式ページで確認できます。
行き方
行き方は簡単です。
メトロ2号線のГорьковская (Gor’kovskaya) から歩くか、
トラム、3、6、40号線が走るТроицкая площадьで降りて歩いて10分程度。
おわりに
わざわざ軍事博物館を目当てに海外旅行をする人はそんなには居ないと思いますが、
貴重なかつての車両や戦闘機なんかも見れるので、結構おすすめです。
私は軍事マニアや歴史マニアではなくそれ程詳しくはないんですが、
ソ連や西洋史、軍事系の車両に詳しい人なら、私の7兆倍楽しめると思います。
人にもよりますが美術館とか行くより楽しめると思うのでぜひ行ってみてください。
すぐ隣のにうさぎ島(Peter and Paul Fortress)には教会や宇宙技術の博物館などの観光スポットがあるので、
ペテルブルグに来たらそちらにもぜひ行ってみてください。